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01_2 歓送迎会 樹side

ผู้เขียน: あさの紅茶
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-04-23 05:13:46

早田課長は爽やかイケメンタイプで、仕事もできてまわりからの信頼も厚い。とりわけ女性に人気らしいが、男の俺にはその魅力はよくわからない。なんでも、結婚しているのに色気溢れていて、落ち着いた佇まいがいいのだとか。

案の定、近田さんが黄色い声を上げている。

朱宮さんは……いつもどおりニコニコしている。

まあ、俺には無縁の世界だな、と息を吐いたところでふいに名前を呼ばれてそちらを見る。

「大野、ちょっとこっちこい」

早田課長が手招きするので「はい」と立ち上がった。

「おっ、突破口!」

いや、違うだろ。ツッコむ気にもなれずとりあえず目で牽制しておく。(先輩だけど)

なぜ呼ばれたのか分からないままそちらへ行くと、全員の視線がこちらへ向いた。……ような気がした。

「大野、もう少し愛想よくできない?」

……いったい何の話だ。そんなに俺、愛想ないかな? そうでもないだろうと彼女たちを見回すと、早田課長に同意の目。

「……すみません。これでも愛想よくしているつもりです。結構気をつかっていますよ」

いや、本当に。気をつかってるつもりだけどな。早田さんが愛想よすぎなんじゃないだろうか。

「えっと、何か飲む?」

朱宮さんが聞いてくれたので、あたりさわりもなくビールをいただいた。

「はい、どうぞ」

「どうも」

トクトクと注がれるビール。注ぎ終わると、朱宮さんはニッコリと笑った。
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